女性がみにつけておくべき政治力

女性が身につけておきたい社内政治力とは、アピール力だと思います。一般的に女性に比べると、男性のほうがアピール力は勝っているようです。もちろん個人差はありますが、男性の2人に1人くらいは上司に実績や能力をアピールしているというデータもあるのです。
嫌みがなくサラリとした言葉で伝えることで、仕事を任せる側も安心して任せられるという考えの上司は多い傾向にあるようです。何も言わなくてもわかってくれているはず、見ていてくれているはずということを期待するのは甘いと思っておくことが必要でしょう。
またアピール力にくわえて、状況を見極める力というのもとても重要になってきます。正攻法で相手にぶつかって失敗した経験のある女性は要注意で、これはおかしいと立ち向かってみたり、自分だったらこうやると指示してみたりというのは玉砕する確率のほうが高いようです。ここでいう政治力を示すというのなら、うまく相手と対話して、結果思い通りに物事を進められる力ということになります。自分の主張をいったん我慢して、相手ときちんと対話するということは社内政治において基本となります。一歩引いておいて二歩進むほうが断然得ということになります。
実際に管理職という立場になったら、取引先からなめられないように自分から先に名刺を差し出すようにするということも大事でしょう。ある程度認められたところで、優しさや気遣いという男性が少し苦手とするような女性特有のカードを使い、いい意味で仕事に女性の武器を使うということを意識することも必要になってきます。